2021年08月30日

帯の箔

 最近では非常に少なくなった、和紙に箔を貼った本箔の帯を商いさせていただきましたので、織元にお願いして様々な帯の端切れを頂戴してきました。

 帯の箔

 帯の箔

 上の画像は引き箔という和紙に箔を貼りつけたものを絹糸で織られた帯地に間に入れて織られたもの。

 下の画像は絹箔といって、和紙に貼り付けた箔を絹糸に巻き付けた物。これを織り込んで柄を出す糸そのものです。

 下の画像はかなり近接撮影したものなので太さが分かりづらいと思いますが、金糸の太さは1mm弱です。
 糸の右側は中身の絹糸が見えるように箔をほどいてあります。


 では、一般的な袋帯の金糸や銀糸は何なんだ?というと、ポテチなどの袋を開くと中が銀色ですよね。ああいう素材でできています。

 最近は、袋帯の内側に成分表示がありますので、そこを見ると絹90%、和紙その他10%とかなっているので、その割合で色々と判断の基準になりますね。

 以前、いわゆるレンタル振袖に使われる袋帯の成分表示を見ましたが、絹が50%以下で、石油製品がそれ以上でした。

 これ正絹袋帯って言っていいのかなぁ?

 


 



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Posted by マッチョな呉服屋 at 10:42│Comments(0)
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